April 20, 2008

ラスベガス&グランドサークル旅行記 その21

目次
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その1(旅の準備から離陸まで)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その2(成田-ラスベガス)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その3(ラスベガス到着からホテルまで)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その4(ラスベガス観光)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その5(ラスベガス観光)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その6(ラスベガス観光)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その7(ラスベガス観光)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その8(ラスベガス-St George)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その9(ザイオン国立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その10(ブライスキャニオン国立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その11(ブライスキャニオン国立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その12(ブライスキャニオン国立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その13
(ブライスキャニオン国立公園-Highway 12-A Journey Through Time Scenic Byway)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その14(キャピトルリーフ国立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その15(デッドホースポイント州立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その16(アーチーズ国立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その17(アーチーズ国立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その18(アーチーズ国立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その19(モアブ-モニュメントバレー)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その20(モニュメントバレー)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その21(モニュメントバレー)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その22
(モニュメントバレー&ナバホナショナルモニュメント)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その23
(グレンキャニオンダム&レイクパウエル)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その24(アンテロープキャニオン)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その25(アンテロープキャニオン)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その26(グランドキャニオン国立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その27(グランドキャニオン国立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その28(グランドキャニオン国立公園)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その29(ルート66&セリグマン)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その30(ラスベガス)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その31(ラスベガス)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 その32(ラスベガス-日本)
ラスベガス&グランドサークル旅行記 番外編


ラスベガス&グランドサークル旅行記 その20」の続き。


2007年9月11日(火)夕方、グランドサークル、モニュメントバレー。
18時、ジープツアーを終えてGOULDING'S LODGEに到着。
ピッタリ2時間半で、時間に正確だと思った。
そして、2時間半のはずだけど、ものすごく短く感じた。
30分くらいに思えてしまった。
浮かれたまま終わってしまったような感じ。
全てが楽しかったからこそ、あっという間に過ぎてしまったのだな。
ジープツアーは、半日コースや1日コースもあるらしい。
次回行く時は、ぜひ1日コースで!!
それにしても、観光の時は快晴だったのに
帰ってくると雨が降り出すって、ラッキーだね。
ツアーの後半、ネイティブアメリカンのガイドさんが
「早く帰ろう」みたいなことを言っていたんだけど、
きっと雨が降り出すのが分かっていたんだろうと予想。

部屋に帰って来た時、かなりヒヤリとしたことが。
なんと、ドアが2cmくらい開いているではないか!
マジで!
なんで!
ついにやられたか?!
アメリカ怖い(>_<)
真っ青になりながらも、慌てて中に入る。
スーツケースは蓋が開いて、中身が散乱している!
やっぱり強盗?!

…いや、これは私がジープツアーに出る前に慌てて開いて
そのまま散らかしたまま部屋を出ただけなのだった。
特に異常はないか。
そして、バス移動用に持ち歩いているバッグが、
部屋を出た時のまま、机の上に置かれている。
そこからipodがはみ出しているのを見て、
「あ、大丈夫だったんだな」と思った。
それから色々と考えてみて、部屋を出る時に
完全にドアをロックせずに立ち去ってしまったのだろう、
という結論に。
アホすぎるよ私…。

GOULDING'S LODGEは、今回泊まった7泊の中では、
施設のランク的には一番グレードが低かったと思う。
全体的に古くて、隣や上の部屋の水道の音が丸聞こえなのはもちろん、
上の部屋の話し声までよく聞こえたのはびっくりした(笑)。
あっ、あと、ドアにチェーンがなかったのが衝撃的だった!
これまでのホテルは全部チェーン付きで、
ベラッジオなんかは夕方何度も部屋掃除がきて、
一度はトイレに入っている時にピンポンされて、
すぐに出なかったらマスターキーを使って勝手に入ろうとされて、
チェーンがあったから大丈夫だったようなもので。
ドアのたてつけも悪くて、強い力で引っ張らないと
ちゃんと閉まらない。
や、ロッジの設備のせいにするのは言い訳だ。
とにかく、ドアのロックを確認しなかった私が圧倒的に悪い。
危機意識が薄く、平和ボケしたおめでたい日本人です。
警戒心はどこにいった!
いくら急いでいるとはいえ、今度からはドアを閉めたら、
一度ロックされたかどうか確認してから
その場を立ち去ろうと決意する。
しかし、2時間半も部屋のドアが開きっぱなしという
致命的な事態だったのに誰も盗みに入らないとは、
なんてラッキーな。
都会に比べたら、国立公園はかなり治安がいいとは思うけど。
貴重品をほとんど置いていなかったというものよかったのかな。
基本的に、全財産を持ち歩いていた。
分散させるかどうか迷ったけど、現金はトータルで5万円分くらいしか
持っていなかったし、あとはカードとパスポートだけだしね。
よく「大金を持ち歩くのは危険」と聞くけど、
どこからが大金かというと、5万じゃ大金だとは言えないもんね。

自分をチェックすると、砂だらけ〜。
髪がバリバリ。
砂埃をはらう。
全身真っ茶になるという話も聞いていたから
相当覚悟していたけど、予想ほどではなかったかな。

部屋に入って、さっそくカーテンを開ける。
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ビュートが見えるー!
嵐が来ているので、霞んでいますが。

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これは、左方面の風景。
空港も見えます。

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各部屋にはバルコニーが付いています。
鉄製のテーブルと椅子がある。
そしてビュートやメサが見渡せる絶景。
私にとっては、ロケーション世界一のバルコニー。

部屋の中。
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ベッドはキングサイズ。
ベラッジオのベッドと同じくらいでかかった。

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ソファーとテーブル。
あ、バスルームを撮るのを忘れた。
普通でした。

15分くらい部屋をチェックしていただろうか。
まだ日没には時間があるから、隣の建物のレストランに
食料調達をしに行くことにする。
外に出ると風が強い。
そして、砂埃もすごい。
すぐ近くだからと思って、サングラスも帽子もなく
無防備な状態だったけど、花粉症用のメガネと帽子を
持ってくればよかったとちょっと後悔する。

モニュメントバレーの食べ物の名物は、ナバホタコ。
フライドブレッドというとうもろこしで作った揚げパンみたいな
ものの上に、野菜やソースやチーズなどが乗っている。
これはネットで知っていて、美味しそうに見えたから
食べたいと思っていた。
見かけがタコスに似ているんだよね。
GOULDING'S LODGEレストランでもナバホタコは売っていて、
「ミニナバホタコサンブラー」が4個入りでテイクアウトが
できると添乗員さんに教えてもらっていたので、
大きさによってはこれを買おうかな〜と思っていました。

実際にレストランでミニナバホタコの箱を見たら、でかい!
なんだこのでかさはー!
これはとても1人じゃ食べきれん。
1個ならどうにかイケるかなと思ったけど、
バラ売りはしていないらしい。
野菜の補給をしようと思って、サラダバーにしようと思ったら、
サラダ単品はないようで、結局、サラダバーとスープの
セットをテイクアウトすることに。
またしてもベジタリアン的なメニューです。
スープはピリカラでおいしいらしい。
お値段は、セットで$8.4。
「スープとサラダだけにしては結構高い?」と今は思うけど、
サラダバーの入れ物を見てびっくり。
でーーかーーい!
なんかもう、サラダの器じゃなかった(笑)。
長方形で、縦20cm×横30cm×高さ10cmくらい(イメージ)
あったんじゃないだろうか。
「よし、明日の朝食の分も含めて詰め込むぞ!」と
気合いを入れて詰め込む。
葉っぱ類、マカロニ、チーズ、ブロッコリー、プチトマト、
そして、端にいちごを発見!
大きくておいしそう〜!
嬉しくて6個も詰める。
完璧に2食分だよw
アメリカ在住の人に聞いたところによると、
アメリカのいちごはあまりおいしくないものが多いらしいけど、
ここのいちごは珍しくおいしかったそうだ。

食料を調達して、自分の部屋に戻る。
…んだけど、ちょっと道に迷いそうになる。
傾斜に建っているから、降りる場所を間違えると
車道に出てしまったりと、広い場所じゃないのにちょっと混乱。
小雨がぱらついていて、砂埃も舞っていた。
ちょっと外に出るだけでも対策はした方がいいと思った。

そして、部屋に戻ってヘルシーなディナータイム。
ベーグルが1個半残っていたから、ベーグル+サラダ+スープ。
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このサラダの器の大きさが伝わるかどうか。
ペットボトルは、500mlではなくて750mlです。
ベーグルは小さく見えるけど、大人の手のひらくらいの
大きさがあったと思います。

外に広がるあの景色を見ながら食事がしたくて、
ソファーの前にある二つに分かれた小さなテーブル(箱?)を
動かしてビュートが見える位置に持ってきて食べた。
今思うと、なんでバルコニーで食べなかったんだと思うけど、
その時はそういう発想にはならず。
砂埃もあると思っていたし。

スープは、ピリカラどころかかなり辛かった。
でも、確かにおいしい。
温かいもの、というだけでも嬉しいし。
そして、具沢山。
というか、底に沈んでいたのをすくい上げてきたんだけど。
とうもろこし、ナス、ピーマンなど、野菜たっぷりで嬉しい。
チキンも入っていた。
ベーグルをスープにつけて食べると、辛さも和らいでおいしい。

それにしても、ビュートを眺めながらの一人きりのディナー!
もう何もかも最高!
なにこの贅沢?!
興奮したねぇ。
ラスベガスのベラッジオの豪華な部屋より、
最終日に泊まったスイートタイプのホテルより、
私にとってはあの風景の方が贅沢だった。
「きっと、こんな素晴らしい瞬間は人生で最初で最後だ」と
この時は思った。
今は「また行けばいいじゃん」と思うこともあるけど。

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ビュートの付近で雨が降っているのが分かる。
グランドキャニオンではよく聞くけど、モニュメントバレーで
こういう風景に出会えるとは。
モニュメントバレーは、晴れ、曇り、雨、砂嵐、色んな天候があって、
同じ場所でも色んな表情を見ることができた。
これがまたよかったのかな。

18:55、部屋のチャイムがピンポンと鳴る。
出てみると、同じツアーの人がナバホタコをくれるという。
わおーっ、ありがたい!
食べたかったのだ!
でも、すでにスープとベーグルとサラダで
かなりお腹がいっぱいになってしまっていたから、
食べられるか自信がなくて、最初はお断わりしようとした。
でも、その人も「食べきれないから」ということで一つ頂くことに。
お礼にいちごを差し上げましたv

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ナバホタコは、めちゃめちゃ独特な味だった!
空腹時に食べたらもうちょっと違う印象を持っていたのかな?
ソースだかスパイスがこの独特さを生み出しているのだろうな。
スープとちょっと似ているかもしれない。
タコは辛くないんだけどね。
お腹の空きスペースがほとんどなくなってしまって、
量に苦闘しながらも、「今日は頑張って食べるぞ!
胃袋を大きくするんだ!」と思って、休みつつ、
お腹を騙しつつ、かなり頑張った。

ご飯を食べながらも、写真を撮ったり、部屋の中をうろうろ。
かなりお行儀が悪いです。
でも、興奮しすぎて自分を抑えられないのです。

そして、一息入れようとベッドに寝転んでびっくり。
なんと、寝転んだ状態でもビュートが見えるではないか!
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すごーい!
なんという贅沢!
写真の下の方に私が食い散らかした残骸が写っています。
結局ベーグルは半分くらいしか食べられなくて、
丸1個残ってしまった。
はぁぁ、食べ過ぎてお腹いっぱいで苦しい。

19:10。
ちょっと!!
晴れてきたよ!!
メサが少しずつ日に照らされて、明るくなっていくー!
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すごい!!
どうしようー!!

思わず動画を撮る。


完全に明るくなるまで動画に撮ってしまった!
すごいよ!
動画だと素晴らしさがやっぱり1/10くらいになっちゃうけど、
これは本当にすごかった。
感動しまくっているのにさらに感動。
モニュメントバレーよ、一体どれだけ私を感動させれば
気がすむのだ?!
こんなにダイナミックな景色をじっくりと堪能したのは初めて。
しかも、部屋の中から。
なんという贅沢。
感動しすぎると、その反動が怖いんだけど。

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夕日に照らされるビュート。

左方向はまだ厚い雲が垂れ下がっている。
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動画でぐるっと撮ってみる。


ちょうどロッジの上に雲があるような感じ。

それから20分後、また分厚い雲が。
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2分後。
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右から夕日が差し込んできていて、
雲だけが照らされている。
目の前いっぱいに雲が低く垂れ込めている。
なんというか、…すごい光景。

バルコニーで「赤い大地」のプレイリストを聴く。
残念ながら少し雲ってきてしまったけど、風もなく、
暑くも寒くもなく、めっちゃ快適で過ごしやすくて気持ちいい。
今は微妙な空模様だけど、ジープツアーの時は
見事な快晴で本当にラッキーだった。
でも、雲があるモニュメントバレーもおもしろい。
あの雲のどこかにMR. ROLLING THUNDERがいるのかしら。
厚く低く垂れ込める雲。
こんなの、日本じゃ見たことないよ。
なぜ雲でさえこんなにダイナミックで迫力があるのだろう。
赤い河はやっぱり最高!
涙が出てくる。
本当に来てよかった。
こんなに素晴らしくて楽しくて最高の旅、きっともう2度とない。
私はラッキーすぎる。
こんなに素晴らしい世界を実際に見るきっかけを
作ってくれた稲葉さん、ありがとう。


19:40。
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MR. ROLLING THUNDERを聴きながら考えたこと。
そびえる岩の間をかけのぼった」って、
そんなに大きい岩じゃないだろうし標高も低いだろうな。
デリケートアーチトレイルの途中にある岩なら
駆け上ったら死ぬよw 
標高が高いところだったら走ることもできないし。
余計なものって、税優遇や福祉?
彼らの背景を考えていると、この曲は
堕落したネイティブアメリカンの歌に思えてきた。

19:55、日は沈んだけど、なんだか雲がとれてきたかも?
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20:10、もうほとんど暗くなった。
でも、夜景モードで撮ってみたら、
夕方みたいな明るさの画像になった。
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ブライスキャニオンと同じような感じ。
肉眼ではほとんど景色が見えないのに、
デジカメだと目に見えないものがハッキリと写ってすごいなぁ。

結局、20:20まで外にいた。
さて、ここからが大変です。
一気にブルーに。
理由は「この旅の終わりを考えると悲しくなる」。
これに尽きる。
ずっとずっと終わらないで欲しい。
もっとこの世界にいたい。
悲しすぎて、メソメソしはじめる。
「日本に帰りたい」とメソメソしていたラスベガス1日目と正反対だー。
モアブで芽生えた「このままずっと旅を続けたい」という微かな感情が
一気に増殖して爆発して自分を支配するようになってしまった。

お風呂に入ったら白緑の蛾がいて、狭い場所だし近いし「うわ!」と思った。
でもこんなことで誰かを呼んでは迷惑だと思って、コップをかぶせた!
強くなったぞ自分!

21:32、風呂から出る。
昨日とほとんど同じことに気付いて思わず笑うw

部屋の天上に蛾がいる。
まぁいいや(この蛾に後で苦労するのだが…)。 

お風呂の中でもメソメソしていたんだけど、逃げても逃げても
ブルーな気持ちから解放されない。
この旅が終わることが怖くて、悲しくて、残念で、
時間が止まってしまえばいいのにと思う。
こういう時、みんなどうやって気持ちを切り替えたり
気持ちの整理をしているんだろう。
私は年齢的にはすっかり大人のはずなのに、
楽しい旅が終わってしまうと思うだけでうろたえて、泣いてしまう。
バカじゃないのかね?
泣いたらすっきりしたけどさ。
頭で描いてため息をつくのは時間のムダだよね。
分かってんだよそんなこと!…と1人でキレてみたりして。

23:00、ここも星がすごい!
プラネタリウムみたい!
でも逆なんだ、私がこれまで本物を見たことがなかったんだ。
エンターテイメントについて考えてしまう。
プラネタリウムもテーマパークも、お手軽に感動を得ることができるけど、
やっぱり本物にはかなわない。
しょせんはニセモノ。
Real Thing Shakesなわけで。
色んなことが分からなくなる。
価値観が変わるとか何かを悟るとか、そこまでたどりつけない。
ただすごくて、感動してばかりいて、この旅がずっと続けばいいのにと思ってしまう。
帰る場所を捨てたいわけじゃない。
でも、もう少しだけ、グランドサークルを旅していたい。

23:47、また旅日記を読み返していた。
旅日記はきっと、私の宝物になる。
しかし、旅行メモを読み返すために枕もとの電気をつけたら、
いきなり蛾がバタッと落ちてきてびっくりして飛び起きた!
怖かった…。

24:40、眠れねー。
ちょっと部屋が暑いからかな。
外は寒いんだけど(多分この時は暖房っぽいものを入れていたのかな?)。
眠剤を飲んだのに効かねぇな!
それとも私は本当に睡眠時間が少しでいいのか。
25:30頃入眠?
旅5日目、9月11日が終了。


旅から帰ってきてから思い起こしても、この夜はとても印象に残っている。
悲しくて、辛くて、こんなことになるなんて思ってもみなかった。
どうなんだろうねぇ、こういうのって。
あの時は胸がすごく痛くて、キリキリして、焦燥感にかられて、
どうしようもなくて、この旅が最高だからこそ、
その瞬間の辛さだけを思うと旅に出たことを後悔したのかなぁ。
いや、後悔はしていなかったか。
でも、とにかく、辛かった。
旅を楽しむ余裕がなくなるんじゃないかと思うほど、辛かった。
それもこれも、全部旅が最高すぎたから。
なんだか皮肉なお話ですこと。
そして、危険だ。
楽しすぎると、その時間を終わらせたくないという
執着みたいなものが生まれてしまうから。

モニュメントバレーで感じた悲しみは、童心の頃の悲しみに似ている。
自分ではどうにもコントロールできないような、非常に幼稚で身勝手で原始的な感情。
子供の頃、私はムツゴロウ王国の番組を見るのが大好きだった。
あの頃から動物好きだったんだな。
いつも放送を楽しみにしていて、番組が終わってしまうのが悲しくて、
「イヤだー!イヤだー!!」と駄々をこねてよく泣いた。
ムツゴロウ王国に行きたくて仕方がなくて、ワーワー泣いてママンを困らせた。
そうしたらママンが「夜中ムツゴロウさんがヘリコプターで迎えにきてくれるから、
待っていよう」と言って、当時住んでいた家の屋上に行って、
寒空の下、毛布に包まって迎えを待っていた。
大人になっても、なぜだかそのことをよく覚えている。
よくそんな壮大な嘘が思いつくよなぁ。
母のアイデアはすごいね。
当然迎えにこないわけだけど、ぐずる私にママンはなんて言ったんだろう。

モニュメントバレーでの悲しみは、あの時の気持ちと似ていた。
グランドサークルでは、自分を飾ったり偽ったりするオトナの部分が
必要なかったから、感情が子供に戻っちゃったんだろうか。
よう分からんわ。


続きは、「ラスベガス&グランドサークル旅行記 その22」へ。

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inaba_inaba_k at 22:21 │コメント(5)旅☆EVERYDAY 

この記事へのコメント

1. Posted by ナミ    April 21, 2008 02:20
お久しぶりです♪・・・といっても携帯で毎日ROMってましたが・笑
ちょうど、ラスベガス&グランドサークル旅行記を最初から読み直していました。
toriさんにとってこの旅の一つ一つが不滅の瞬間として心に焼きついているんでしょうね。
あ〜Gouldings Lodge素敵ですね〜☆私もいつか行くときは是非泊まりたいです!
何だかもう一年くらいずっと旅している気分で、何だか終わるっていう気がしてなかったんですが、もう5日目の終わりなんですね。。。
童心の気持ち・・・分ります。。
小さい頃の夏休みに親戚の家に預けられて1週間くらいイトコ達と遊んで仲良くなって帰る日、車から体を乗り出してずっと泣きながらバイバイをしていた時を思い出します。
楽しければ楽しいほど悲しみは膨らんでいく。せつないけれど、後になってみるとそれだけの心が大きく動かされることって幸せなんでしょうね。
2. Posted by pon    April 23, 2008 23:15
旅行記、ずっと読ませていただいた中で、今回の写真に一番感動しました。今までもずっと感動してたけど、何がどうしたのか群を抜いて感動しました。この旅行の終わりを察したみたいな感覚もあるし、自然のでかさにも感動。メサが日に照らされていく様子の写真に胸の中が根こそぎギューっとなりました。  童心の頃の悲しみ・・・>>自分を飾ったり偽ったりするオトナの部分が必要なかったから、感情が子供に戻っちゃったんだろうか 貴重な感情を思い出せたんですね。なんと言っていいか分からないけど、この言葉に私の中で思い出しもしなかったし考えもしなかった気持ちになりました。 旅行記読ませていただけてよかったです。 toriさんのお母様の話、「素敵な嘘」ですね。感動しました。
3. Posted by pon    April 23, 2008 23:21
あれ、↑の文章わけが分からないですね^^;;
感動しすぎて頭いっぱいいっぱいになってました。すみません。
toriさんの旅行記で、特に今回は
「凄く大事な感情」を思い出した感覚でいます。
読ませていただいてる私がこんなに胸動かされたのだから、toriさんご本人の感情は私なんかには計り知れないものだと思います。
貴重な旅行記を読ませていただいて、ありがとうございます。
4. Posted by cat    April 24, 2008 01:19
今回の動画は、私には別世界のようで言葉が出ませんでした。でも、手をのばせば私でも実際に見ることができるんですよね。
toriさんに感動や新しい感情を与えてくれているこの旅そのものにも、もちろん魅かれっぱなしですが、少食で虫が苦手な(実は私もそうなんです)toriさんが、この旅をとおして少しずつ変わっていくさまにもなんだかじーんとしてしまいました。
そして、偶然ですが私は小さい頃、「動物のお医者さんになってムツゴロウさんのところに行くんだ」と思っていました。しばらくその夢に執着し過ぎて、後で困るのですが(笑) 
子供のような感情は、強くて純粋だと思います。
そんな感情をtoriさんに抱かせたこの旅の終わり…
私も凄く寂しいです。
5. Posted by にょこ    April 26, 2008 16:00
今回の旅行記を拝見して、その昔、ロッキー山脈を目の前に号泣してしまったことを思い出しました。
(私の勝手な解釈で恐縮ですが・・・)toriさんがモニュメントバレーで感じた悲しみに、似た状態だったのかも知れません。

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